オーガニック製品の落とし穴


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音声配信 stand.fm 【皮膚に聴くラジオ📻】
アトピーをつくってしまうスキンケア原料とは?
【殺菌・抗菌】が肌に与える影響
「肌を清潔にするために、殺菌や抗菌ができる化粧品を選んでいます。」
そんな方は少なくありません。
しかし、アトピーや肌荒れ、敏感肌に悩む方ほど、知っていただきたいことがあります。
それは、【肌には守るべき菌がいる】ということです。
肌には《味方の菌》が暮らしている
私たちの皮膚には、たくさんの常在菌が存在しています。
常在菌と聞くと
【菌=悪いもの】というイメージを持つ方もいますが、実際は違います。
人は生まれたときから、たくさんの微生物と共存しながら生きています。
肌の表面や毛穴の中、体内には、人と共に暮らす菌たちがいて、
肌の環境を整えたり、外から侵入してくる菌とのバランスを保ったりしています。
いわゆる【ビジネスパートナー】のような関係。
敵でも味方でもなく、お互いが役割を果たすことで肌の健康が保たれているのです。
さあここで考えて欲しいのですが
殺菌・抗菌が本当に必要なのでしょうか?
近年は衛生意識が高まり、除菌、抗菌、殺菌という言葉を目にする機会が増えました。
もちろん、感染症対策など必要な場面で有効な事もあります。
しかし、その考え方を毎日のスキンケアにも持ち込んでしまうと、少し危険です。
殺菌成分は悪い菌だけを選んで働くわけではありません。
肌を守ってくれている常在菌にも影響を与えます。
つまり、肌のバリアを支えている環境そのものを乱してしまうのです。
アトピーや敏感肌の方は、もともと肌のバリア機能が不安定です。
だからこそ、必要以上の殺菌・抗菌を続けることが、肌にとって負担になるのです。
なぜ化粧品には防腐剤が必要なのか
ここで誤解してほしくないことがあります。
私は「防腐剤は悪だから使ってはいけない」と言いたいわけではありません。
天然由来の成分を使った化粧品でも、時間が経てば腐敗する可能性があります。
もし化粧品が腐ってしまえば、肌トラブルだけでなく、安全性の面でも問題になります。
そのため、日本では化粧品の品質を保つために、防腐のための成分を配合することが義務づけられています。
つまり、防腐剤にも大切な役割があるのです。
【パラベンフリー】だけでは判断できない
一時期、「パラベンフリー」という言葉が流行しました。
その背景には、過去にパラベンの使用方法や配合量が問題となり、【パラベンは悪いもの】というイメージが広がったこともあります。
しかし、パラベンを使わない化粧品でも、防腐するための成分は必要です。
その代わりに別の防腐成分や、抗菌・殺菌作用を持つ成分が使われることもあります。
つまり、「パラベンが入っていないから安心」と一概には言えません。
大切なのは、【何が入っていないか】ではなく、【どんな目的で、どんな成分が使われているか】を知ることです。
《肌を育てるスキンケア》という考え方
私は楽々楽式理学美容でいつもお伝えしていることがあります。
スキンケアは薬ではありません。
毎日正しく続けることで、肌を育てていくものです。
だからこそ、【何を足すか】はなく、【肌が本来持っている働きを邪魔していないか】という視点がとても大切になります。
肌を守る常在菌が暮らしやすい環境を整えること。
洗いすぎないこと。
必要以上に殺菌しないこと。
そして、自分の肌に合ったシンプルなお手入れを続けること。
こうした積み重ねが、肌本来の健やかさにつながっていくと私は考えています。
清潔と殺菌は同じではありません。
肌は、すべての菌をなくせば健康になるわけではなく、必要な菌と共存することで本来の力を発揮します。
アトピーや敏感肌で悩んでいる方ほど、殺菌、抗菌という言葉だけで化粧品を選ぶのではなく、
肌の環境そのものを育てるという視点を持ってみてください。
毎日のスキンケアは、今日だけの肌のためではありません。
半年後、一年後、そして十年後の肌を育てる時間です。
だから、菌をなくすスキンケアではなく、
【肌を育てるスキンケア】をしっかりお伝えしていきます。


